Kaneko Business Consulting

中小企業のコンサルティングなら金子経営事務所

中小企業向けの経営コンサルティングでは何をするのか?

コンサルタントによっても異なりますが、当事務所では主に次の4つが柱となります。

  • 稼ぐ仕組みの再構築
  • 社員のモチベーションを高める
  • マーケティング
  • 経営者個人へのコンサルティング

全て行うこともあれば、どれか1つのみということもあります。それぞれについて詳しく説明しましょう。

稼ぐ仕組みの再構築

会社の売上が伸びなかったり、利益が出なかったりするのには必ず原因があるものです。まずはその原因を確認します。そして仕組みを再構築します。これはかなり幅広い意味を持ちます。

経営戦略そのものを変えることもあれば、新規参入や撤退といったセグメントの調整を行うこともあります。また組織や人材配置を設計し直すこともあります。組織を再設計するだけでも効果が得られるのです。

例えば、1人の社員が1日に行っている仕事を全てリストアップしたら、3時間も掛からない内容だったというケースはかなり多いです。しかも1人に限った話ではなく、ほぼ全員がこのような状態ということもあるのです。

もちろん他の社員の仕事が終わらなければ、自分の仕事を始められないこともあるので、手待ち時間が生じるのは仕方のないことです。

しかし、長い手待ち時間が発生している原因は非効率な作業手順にあるのです。常にギリギリの人員で余裕がないという中小企業は多いですが、こういった非効率さに原因があるのです。

いつも同じ作業を繰り返していると、それが当たり前になってしまい、自分たちではなかなか非効率さに気づけなくなります。

社員のモチベーションを高める

世の中には様々な経営理論がありますが、どれが有効かは分かりません。しかし、どんな会社にも当てはまる理論があるとすれば、社員のモチベーションが業績に影響するということです。これは私が今まで中小企業の経営コンサルティングをしてきた中で、最も重要なことだと思っています。

さきほど、仕組みの説明をしましたが、仕組みを全く変えなかったとしても、社員のモチベーションが高まるだけで会社の業績は良くなるのです。活き活きと働いていればそれが顧客に伝わり、リピートや良いクチコミに繋がるのです。そして社員自身もより創造的になりアイデアが浮かびやすくなります。

社員のモチベーションを高めるといっても、自己啓発のセミナーのような抽象的な話ではありません。コンサルタント側としては産業心理学や組織心理学、行動経済学に基づく科学的な手法を採用するのです。

理念や目標というのは社長が語るべきものです。ここをコンサルタントにやらせてはいけません。そんなことをすれば社員から「社長がセミナー講師のカモにされている」と思われてしまいます。

マーケティング

マーケティングとは「買ってください」とお願いすることではなく、「売ってください」と言わせることです。マーケティングに力を入れていない中小企業は多いのですが非常に勿体ないことです。

特にインターネットを使用したWebマーケティングは中小企業であっても必須といえます。今の時代はBtoBビジネスであっても、ネットから新規の取引が始まることは多いのです。ウェブサイトやYouTubeなどの動画、InstagramなどのSNSと利用できるものは複数あります。

ちなみに、自社のウェブサイトの構築をわざわざ制作会社に依頼する中小企業もありますが無駄なコストかと思います。

私の場合はコンサルティングの一環として作ってしまうケースもあります。その方が思い通りのものができるうえに、無駄なやり取りがないので完成まで早いのです。そして何よりその分のコストをインターネット広告等の有効な施策に回せます。

それだけではなく社員が内容を更新できるようにその教育まで行います。そうすればサーバー代とドメイン代だけでサイトを維持できるからです。

もちろんウェブサイトを作ったからといってすぐに問い合わせが来るわけではありません。Google等で検索されて最初の方に表示されるまでには数ヵ月から数年を要するのです。

それでも最終的には飛込営業やテレアポよりも、ウェブサイトからの顧客獲得の比率のほうが多くなるのが理想です。

飛込営業やテレアポでは社員にスキルが身につかないどころか、メンタルに悪影響を及ぼす可能性もあります。黙っていても顧客がやって来る仕組みを作らなければならないのです。

経営者自身が変わること

色々と説明してきましたが、最初に行うべきことは経営者(社長)自身が変わることです。

企業というのは経営者の鏡です。経営者のどんな会社にしたいのかという思いが具現化するのです。

「不景気だから儲からなくても仕方ない」と思っていれば、その通りに儲からない会社になります。

これは精神論ではなく脳科学です。「儲からなくても仕方ない」と考えている経営者は、同じように儲かっていない会社についてのニュースばかり無意識に見ているのです。

また同じように儲かっていない経営者と付き合ってしまいます。するとその思考が伝染するので余計に脳が働かなくなり、間違った判断をしてしまうのです。

「どんな時でも儲けの種はある」と考えていればアンテナが広くなるので、価値ある情報を見逃すこともなく、良いアイデアも浮かびやすくなります。

社長に対して個人のコンサルティングをしただけでも業績がアップする事例は多いです。むしろ経営コンサルタントは最初からクライアントの会社には行かないほうが良いとさえ思っています。社員の不安や反発を招くこともあるからです。

まずは社長の思考を見直すことから始めなければならないのです。経営者の個人コンサルティングも行っておりますのでお気軽にお問い合せください。